気になっていたあのビンディング
皆さん、こんにちは。ふてです。
今回の投稿は、スノーボーダーなら、一度は悩むであろう話。
SALOMONのSHADOW FITって結局どうなん!?
これです。僕自身、本当に気になってました。
いや、ヒールカップぐにゃぐにゃやけど、大丈夫なん?
ヒールサイドのターン、ちゃんと支えてくれるのか?
見た目?めっちゃカッコいい。欲しい。でも、安いものじゃないし、失敗したくない…。
誰か、一回乗らせてくれないかな~。
そう思っている内に、2年が過ぎていました。
入手の経緯
そんな時にSさんからもらったこんな言葉。
結婚祝いにビンディングでもこうたろか?
はい。SHADOW FITでおねがいします。
笑笑。そうなんです。実は僕、昨年結婚しまして、そのお祝いにと、Sさんがなんとビンディングをプレゼントしてくれたんです!Sさん。本当にありがとうございます!感謝、感謝です!
SHADOW FIT HIGHLANDER
そんなこんなで入手した、サロモンのビンディングがこれ。
SHADOW FITのHIGHLANDERでございます。
今回はこのビンディングを詳細レビューしていこうと思います。
先に結論
ラインナップ
執筆時現在(22年2月1日)のSALOMON公式HPを確認すると、SHADOW FITの主なラインナップは下記の通りのようです。(PRO SERIESは除く)
製品名 | HIGHLANDER | HOLOGRAM | DISTRICT |
しなやかさ | ハード | ミディアム | ミディアム |
重量 | 824g | 845g | 826g |
価格(税込) | \44,000 | \41,800 | \37,400 |
HOLOGRAMやDISTRICTはそれぞれ、フリースタイルやパークでの使用を想定しているとのことで、僕はオールマウンテン仕様でカービングに最も合いそうなHIGHLANDERを選びました。
メーカーのコンセプト
まずは、大人しくSALOMONさんがどのような狙いで、この製品を作り上げたのか、学びましょう。
やいやい言うのはそれからです。
詳細は、SALOMON公式HPをご覧いただければと思いますが、やはり、特筆すべきはヒールカップと、それを取り囲むワイヤーの部分でしょうか。
ソフトなヒールカップ「HEEL LOOP」は指でつまんだだけで、ぐにゃるとのこと。確かに、従来のバインディングより、可動域が広がり、みんなが悩んでいるヒール荷重のターンの際に、後ろの膝を内側に入れやすそう。
そのHEEL LOOPをぐるっと一周しているのが、「KEVLER QUICK WIRE」です。ケブラーワイヤーはご存じの方もいらっしゃると思いますが、簡単にいうと、非常に高強度の繊維です。なるほど。このワイヤーがぐにゃぐにゃのヒールカップを支えてくれるから、踵側へ加重した際にビンディングないし板まで力が伝達するのね!
実物を観察
ではでは、理解が深まったところで、実物で確認してみましょう!
物事を正しく理解するために必要なことは、しっかり目で見て観察することです。理科の授業で習いましたよね。全体を舐め回すように見てみましょう。
うーん・・・
か、カッコいい!!!!!
結局、そこかい!とのツッコミが聞こえてきそうですが、本当にカッコいいのです。やはり、このヒールカップの部分。SHADOW FITの名前どおり、影のように足の動きに追従してくれそうです!
それぞれの部分を詳細に見ていきましょう。
HEEL LOOP
早速、ヒールループを触ってみましょう。
や、やわらかっ!!!
不思議な感覚・・・。なんかちょっと不安になるくらいです。これ踵方向への荷重、本当に支えてくれる??と思いながら、ハイバックを立ててみると、納得。
ハイバックを立てることで、荷重が均一になり、歪な変形は起こらなさそう!そりゃそうだよね!笑
踵方向への荷重はしっかりと受け止めてくれそうです!
重要なのは、左右の可動域の広さ。特に、僕が求めているのは、「ヒールサイドターンの時に、後ろ膝を内側に入れ込みやすいか?」です。これは、ハイバックを左右方向に動かして検証してみます。
おお!めっちゃ動く!!!
これは感動!ヒールループが根本から直接左右に可動する感じです!膝を内側に入れるときの、あの膝がねじれそうな、無理している感覚からは解放されそうな予感がします。
これなら、カービングもパウダーも、気持ちよく滑れそう!(おそらくグラトリも)
実際に触っていると、かなり期待が高まってきました^^ わくわく!
KEVLER QUICK WIRE
さてさて、お次はワイヤーを観察します。
おそらく、このHIGHLANDERのカッコよさはこの2本のワイヤーが醸しだしているものと思われます。
機能美というか、主張し過ぎず、でも、この製品のコンセプトが一目見ただけで分かる。そういった製品設計になっていると思います。SALOMONさん素晴らしい!!
次回、使用した感想
今回は、ここまでにしておきます。
次回は、実際にゲレンデで使用してみた印象を、記事にしたいと思います。同じ板に、BURTONのGENESISと今回のHIGHLANDERをそれぞれ着けてみて、滑ってみます。
僕が使用しているGENESISはかなり古いモデルですが、いくつかのビンディングを試しても、結局これを使っちゃうくらい、お気に入りで、不朽の名作ですよね!
乗り比べがとても楽しみです!
では、また次回、お会いしましょう! Have a good one!